7月2日(火)期末考査最終日、1・2年生の家庭クラブ員45名が護国神社を訪れ、慰霊碑の清掃を行いました。この慰霊碑は、松山南高校の前身である高等女学校を卒業直後、動員先の広島呉軍事工場で、爆撃を受けて亡くなった3名を偲んで建てられたものです。
禰宜さんからは「慰霊碑の由来」を、卒業生の御縞さんからは「90歳を超えた同窓生と遺族の方々が後輩の清掃活動を大変喜ばれていること」をうかがいました。戦時下、突然に命を奪われた先輩方の無念、戦争の悲惨さ、同窓生や遺族の思いに心を寄せると同時に、平和で自分の思い通りに生きることができる現在の境遇に感謝する気持ちになりました。
1日(火)、令和7年度生徒会・家庭クラブ役員任命式が行われました。役員紹介、任命書授与の後、教頭先生から励ましのお言葉を頂きました。その後、家庭クラブ会長、生徒会長からそれぞれ挨拶がありました。全校生徒のリーダーとして、リーダーシップとフォロアーシップを発揮してください!期待しています!
本校では校舎建て替えのため、図書館は仮設での活動になっていますが、この度電子図書館を開館することになりました!仮設図書館の不便さを補うため、端末さえあれば「いつでも」「どこでも」使える電子図書館をぜひ活用してください。

https://web.d-library.jp/matsunan_h/
学校HP 画面右上「電子図書館」アイコン、もしくは 学校生活>松山南高校電子図書館 からもアクセスできます。
23日(月)、生徒総会が行われました。会の中では、今年度6月までの生徒会長・議長から退任の挨拶がありました。また、今年度7月からの生徒会長・議長の立会演説会・選挙が行われました。立候補者の演説をしっかりと聞いて投票することができていました。
レゴ®エデュケーション「スパイクプライム」を活用した実習を行いました。生徒たちは班ごとにロボットを組み立て、プログラムを工夫し、自らのアイデアを形にしたオリジナルロボットで競技に挑戦しました。
単なる組み立てや操作にとどまらず、「どうすればもっと速く、安定して動かせるか」「この構造が本当に最適なのか」といった“正解のない問い”に向き合いながら、生徒たちは試行錯誤を重ねます。しかし、思い通りにいかないのもこの学びの面白さです。前に進むはずが後ろに進んでしまったり、その場でくるくる回ったりと、思わぬ動きをするロボットに、教室は笑顔と歓声に包まれました。
この実習は、知識をただ覚えるだけでなく、自ら考え、仲間と協力して課題を乗り越える「レゴ型学力」を育む、まさに探究的な学びの場です。AIやデジタル技術が急速に進化する現代社会では、自分で課題を見つけ、創意工夫し、協働して新たな答えを生み出す力が求められています。本実習は、そうした「これからの時代を生き抜く力」を、楽しみながら、実践的に身につける貴重な機会となりました。
レゴブロック体験は、7月の学校見学会でも実施予定です。ぜひ松山南高校で、学びの楽しさと自分の可能性を広げる体験をしてみてください。
6月17日(火)に、普通科1年生はこれまでの探究活動の成果をクラス内で発表しました。
生徒たちは、「RESAS(地域経済分析システム)」や各種統計データを活用し、「なぜそうなっているのか」「どうすればよくなるのか」を考察し、地域社会の課題に対して、自分たちなりの視点から解決策を導き出しました。
以下は、発表されたテーマの一部です。
●愛媛県の観光業についての課題と可能性
外国人観光客の動向や旅行消費額の違いを分析し、愛媛の魅力をどう世界に届けるかを探究。SNS戦略、電子決済対応、交通アクセス改善など、多角的な提案が光りました。
●愛媛県の健康と生活習慣
県内の入院患者数データを分析し、脳梗塞や精神疾患の背景にある生活習慣の問題に着目。誰もが参加しやすい健康づくりイベントの開催を提案するなど、地域の“元気”を支える取り組みが印象的でした。
●愛媛県の地域産業の未来
水産業・農業・林業について、他県との比較データをもとに課題と可能性を考察。地元食材を活用したイベントの企画や、後継者不足への対応策など、持続可能な地域産業を支える提案がなされました。
どの班も、調査・分析・対話を重ねる中で、「背景にある構造を読み解く力」や「データから仮説を立てる力」を着実に伸ばしていました。単なる知識の習得にとどまらず、社会に働きかけようとする意欲が感じられる発表ばかりで、1年生とは思えないほどの探究の深まりが見られました。
今後も、こうした実践を通じて、生徒たちが地域や社会とのつながりを意識しながら主体的に学びを深めていくことを期待しています。

6月12日(木)、四国総体と県総体(水泳)の壮行会が行われました。
明日から開催される令和7年度四国高等学校選手権大会に、ソフトテニス部(男子)、登山部(男女)、バドミントン部(男子)、弓道部(男子)、陸上競技部(男子)が出場します。また、第79回愛媛県高等学校総合体育大会には総合活動部(水泳)が出場します。
今日の壮行会では、校長先生と生徒会長から激励の言葉が贈られ、出場生徒代表としてソフトテニス部男子主将が決意の言葉を述べました。これまでの自分の取り組みに自信を持って戦い、「爽やかな南の風」を巻き起こしてください!
ガンバレ! 松山南高校 めざせ!! 開け未来の扉 中国総体2025
全校生徒・教職員一同、活躍を心より応援しています!
6月12日(木)、2年1組において、地歴公民科の渡部友暁教諭による日本史探究の研究授業が行われました。
今回の授業では「藤原氏の進出と政界の動揺」をテーマに、奈良時代の政治構造と社会情勢について学びを深めました。
天然痘の流行、社会不安、そして藤原氏の台頭──歴史の大きな転換点がどのようにして生まれたのかを、生徒たちは資料やスライドを手がかりに、真剣に読み解いていきました。「あのとき誰が舵を取っていたら?」と、歴史の“もしも”に思いを巡らせながら、政治担当者の変遷を視覚的に整理し、時代の流れを捉え直す姿が印象的でした。
教室では、資料に真剣に向き合い、仲間と意見を交わす姿が見られました。知識をただ受け取るだけでなく、「なぜそうなったのか」を自ら問い直す、探究的な学びが展開された授業でした。また、この研究授業には多くの教員も参観し、生徒の思考の深まりに刺激を受けるとともに、授業づくりや問いの立て方において多くの学びを得る機会となりました。教える側にとっても「歴史に学ぶ」貴重な時間となった授業でした。

フィリピンから19名の高校生と3名の教員が本校を訪れ、国境を越えた交流活動が実現しました。
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