STEAM探究Ⅰでは、自ら選んだテーマをもとに、主体的に調査・研究に取り組んでいます。今回の授業では、教室の各所で、生徒たちが自分の興味や疑問を形にしようとする姿が見られました。
端末を囲みながら調査の進め方について意見を交わすグループ、集まったデータを見比べながら分析に挑戦する生徒、そして生成AIを活用しながらより深い仮説や新たな視点を探ろうとする姿など、多様な探究活動が展開されていました。
　こうした光景から伝わってくるのは、教員から提示された課題をこなすだけの学びではなく、「自分が知りたいこと」を自らの力で追究しようとする南高生の姿です。
探究の過程を通して、生徒は次のような力を身につけていきます。
・疑問や関心から自分なりの問いを立てる力
・必要な情報を収集し、信頼性を見極める力
・対話や協働を通して新しい考え方を生み出す力
・AI をはじめとする新しい技術を適切に活用する力
　これらは、本校が大切にしている「未来につながる学び」を支える力でもあります。変化の大きい社会の中で、正解のない課題に向き合い、自ら考え行動する力は、進路や将来の選択肢を広げる上でも欠かせません。南高では、生徒の「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、一人ひとりの学びが未来へとつながるよう、探究的な学習を充実させています。