【STEAM探究Ⅰ】地域を見つめ、社会を動かす
2025年6月17日 17時39分6月17日(月)、これまでの探究活動の成果をクラス内で発表しました。
生徒たちは、「RESAS(地域経済分析システム)」や各種統計データを活用し、「なぜそうなっているのか」「どうすればよくなるのか」を考察し、地域社会の課題に対して、自分たちなりの視点から解決策を導き出しました。
以下は、発表されたテーマの一部です。
●愛媛県の観光業についての課題と可能性
外国人観光客の動向や旅行消費額の違いを分析し、愛媛の魅力をどう世界に届けるかを探究。SNS戦略、電子決済対応、交通アクセス改善など、多角的な提案が光りました。
●愛媛県の健康と生活習慣
県内の入院患者数データを分析し、脳梗塞や精神疾患の背景にある生活習慣の問題に着目。誰もが参加しやすい健康づくりイベントの開催を提案するなど、地域の“元気”を支える取り組みが印象的でした。
●愛媛県の地域産業の未来
水産業・農業・林業について、他県との比較データをもとに課題と可能性を考察。地元食材を活用したイベントの企画や、後継者不足への対応策など、持続可能な地域産業を支える提案がなされました。
どの班も、調査・分析・対話を重ねる中で、「背景にある構造を読み解く力」や「データから仮説を立てる力」を着実に伸ばしていました。単なる知識の習得にとどまらず、社会に働きかけようとする意欲が感じられる発表ばかりで、1年生とは思えないほどの探究の深まりが見られました。
今後も、こうした実践を通じて、生徒たちが地域や社会とのつながりを意識しながら主体的に学びを深めていくことを期待しています。