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令和5年度 第3学期終業式

2024年3月19日 12時06分

第3学期終業式 

令和5年度第3学期終業式が行われました。この1年間頑張った生徒の表彰の後、池田哲也校長先生から、最後の式辞をいただきました。

今回は、その全文を掲載します。池田校長先生の“思い”を、教職員・生徒一同、受け継いでいきましょう。

  

式 辞

 皆さん、おはようございます。

 本日で3学期が終わります。大学入試や卒業式、高校入試など大きな行事が続くことから、昔から3学期は時の経つのが早いとよく言われますが、本当にあっという間の3か月でした。

 3学期について、1・2年生の活動を中心に振り返りたいと思います。

 1月には、芸術・文化発表会がありました。文化部の皆さんの活動の成果を知ることのできる貴重な機会ですが、舞台では、書道部の書道パフォーマンスにはじまり、様々な部の見応えのある発表が続きました。中でも圧巻だったのは、弦楽部、吹奏楽部、コーラス部、ダンス部、演劇部、美術部によるコラボステージ「レ・ミゼラブル」です。本当に引き付けられるパフォーマンスでした。フロアの作品展示も充実しており、これほどの質と量の芸術・文化発表会を開催できる南高を誇りに思いました。保護者の方々や一般の観客の皆さんも私と同じ感想だったと思います。

 2月のマラソン大会は、前日までの雨模様の天気から一転し、大変良い天気で、まさにマラソン日和の中で実施することができました。閉会行事でもお話ししましたが、皆さんの走る姿が真剣で、でもなんだか楽しそうで、皆が完走し、とても気持ちのいい大会になりました。

 さて、本日で令和5年度も終わりです。今年度初めにお願いしたことを覚えているでしょうか。

 まず1年生の皆さんへは、入学式で、「正しい問いを作れる人間になることを目指してほしい」、そして、「親しい友人を作ってほしい」という二つのお願いをしました。どうだったでしょうか?まあ、これら二つは3年間通してのお願いですから、まだできていない人は来年以降頑張ってみてください。

 次に2年生へは、始業式で、「中堅の学年として、今の時期に自分のやりたいことに満足いくまで取り組んでください」とお願いしました。できたでしょうか?また、「1年生を導き、3年生を支えていく役割を期待している」とも話しましたが、どうだったでしょうか?いよいよ4月からは、皆さんが先頭に立って学校を動かしていく立場になります。令和6年度の南高を皆さんに託します。

 最後のお話です。

 以前お話ししたと思いますが、私は教諭として13年間、それから校長として2年間、計15年間もこの学校でお世話になりました。私にとって第2の母校です。南高の良さについて挙げてみると:

・「自らを律せよ」という簡潔にして奥深い校訓

・明るく自由な校風

・生徒が主体的に作り上げる運動会や文化祭などの学校行事

・いい意味での真面目さや素直さを持った生徒たち

・最後の最後まで諦めずに粘り強く取り組む受験勉強

・勉強と部活動両方頑張る、「高いレベルの文武両道」

などなど、次々に浮かんできます。

 来年度からは、体育館の耐震化工事にはじまり、校舎の建て替え工事がしばらく続くことになります。学校生活に不便なことも多々あるでしょう。そのような中、4月に迎える新1年生に「南高に入学して良かったな」と思ってもらうには、今ほど挙げた「南高の良さ」をしっかり伝えていくのが一番だと思います。むしろ、それしか手はない。

 「もっと私たちらしく!」「もっと南高らしく!」。More like us! More like us! を、これからの南高の合い言葉として提案し、私の最後の式辞といたします。

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