奈良時代政治の実像に迫る──2年日本史探究 研究授業を実施
2025年6月12日 11時55分6月12日(木)、2年1組において、地歴公民科の渡部友暁教諭による日本史探究の研究授業が行われました。
今回の授業では「藤原氏の進出と政界の動揺」をテーマに、奈良時代の政治構造と社会情勢について学びを深めました。
天然痘の流行、社会不安、そして藤原氏の台頭──歴史の大きな転換点がどのようにして生まれたのかを、生徒たちは資料やスライドを手がかりに、真剣に読み解いていきました。「あのとき誰が舵を取っていたら?」と、歴史の“もしも”に思いを巡らせながら、政治担当者の変遷を視覚的に整理し、時代の流れを捉え直す姿が印象的でした。
教室では、資料に真剣に向き合い、仲間と意見を交わす姿が見られました。知識をただ受け取るだけでなく、「なぜそうなったのか」を自ら問い直す、探究的な学びが展開された授業でした。また、この研究授業には多くの教員も参観し、生徒の思考の深まりに刺激を受けるとともに、授業づくりや問いの立て方において多くの学びを得る機会となりました。教える側にとっても「歴史に学ぶ」貴重な時間となった授業でした。