校長室より

 

あいさつ 

 愛媛県立松山南高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 令和3年4月に着任しました校長の安宅 理(あたぎ おさむ)と申します。
 本校は、明治24(1891)年の私立愛媛県高等女学校の開校を起源とし、明治34(1901)年に県立移管により愛媛県立松山高等女学校(「県女」・「松山高女」)、さらに戦後の学制改革により愛媛県立松山南高等学校(男女共学)となり、その歩みを重ね、今年度、創立百三十周年の節目の年を迎えます。その間、本校定時制、分校(砥部分校全日制デザイン科)が設置され、名実ともに県下を代表する大規模校となりました。
 現在、本校全日制には普通科(学年定員320名)・理数科(同40名)が配置されており、本年度は1071名の生徒が、「自らを律せよ」の校訓のもと、「高いレベルの文武両道」をモットーに、のびやかで気品ある学園生活を送っています。毎年数多くの生徒が国公立大学への現役合格を果たす(昨年度は279人)一方、部活動にも熱心に取り組み、時間や練習環境に制約があるなか、毎年大きな成果を残しています。
 また、平成14年度に指定を受けたスーパーサイエンスハイスクール事業(SSH)は、5期目を迎え、本校の学習活動の大きな柱となっています。集大成となる今期は「新しい価値を創生する国際競争力を持った科学技術人材の育成」を目標に掲げ、産学連携型課題研究(データサイエンス)によるデータ利活用人材(Generalist)の育成、大学接続型課題研究(台湾やアメリカの連携校との国際共同研究)によるハイレベル科学技術人材(Specialist)の育成、さらに課題研究指導のためのネットワーク構築を通して地域の理数教育のレベルアップを図る(Leadership)ため、学校あげて日々の実践に取り組んでいます。
 校内にはいたるところに、南高のシンボル「銀杏」がそびえ、四季折々の色彩で生徒たちの活動を見守っています。また、130年という歴史を有する本校ならではの遺産(日露戦争当時、ロシア兵将校が訪れたという「新年山」、「南風館」に保管されている様々な資料など)も、時の重み、伝統という力で生徒たちの学びの環境を整えてくれています。是非、本校にお越しいただき、豊かな自然と伝統の重みを感じとっていただきたいと思います。
 ホームページでは、様々な学校行事や授業や部活動における生徒の活動の様子を随時お伝えしたします。特に、高校入試を控えた中学生にとって進路選択に有益な情報を紹介したいと思いますので、適宜ご覧ください。また、本校定時制、砥部分校もそれぞれホームページを開設しておりますので、それらを通して、松山南高校への関心を高めていただけると幸いです。今後とも、学校への温かなご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 令和3年4月
                        学校長 安宅 理